骨が少ない人の治療法
顎の骨に人工の歯根を埋め込む方法であるインプラント治療ですが、なんらかの要因によって顎の骨が少なくなっている方もいます。 そういった場合には、最初に骨が少ない方向けの治療を行った上で、インプラント治療をする必要があります。
どういった治療法かというと、顎の骨を増やす治療法です。骨が小さくなっていたとしても、 骨や歯肉には再製療法というものがありますので、それを利用して骨を増やせる可能性があるのです。
まず、自分自身の骨を使い、骨を移植するという方法があります。一般的には、下顎枝や下顎部分から採取することが多いようです。 また、骨細胞というのは細胞分裂をする可能性もあるため、人工の骨を使用して細胞を増やすという方法もあります。
また、上あごの奥歯は骨の高さがあまりない部分ですが、こういったところの粘膜を持ち上げることによりスペースを作り、 骨を作るサイナスリフトという方法があります。
採血をして、それを遠心分離機というものにかけ、血小板を分けて濃縮したものであるPRPというものを利用した、 繊維素成もあります。これは、移植した骨の接着性を向上させる効果があると言われている治療法です。
骨移植やサイナスリフトでは対応できない場合、頬骨インプラントという方法があります。 これは、一般的なインプラントの4倍から8倍ほどの長さのものを使用し、頬骨に埋め込むという方法になります。
そして、仮骨延長術という方法ですが、数週間から数ヶ月間という期間をかけ、専用の器具で骨を延長させるという方法になります。
このように、様々な方法がありますので、顎の骨が少ない方でも安心ですね。